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gastritis胃炎とは?
胃痛や胃もたれを引き起こします
胃炎とは、胃の粘膜で炎症が起こった状態を言い、大きく「急性胃炎」と「慢性胃炎」に分けられます。
急性胃炎
胃の粘膜で急性の炎症が起こった状態を言い、胃の不快感、みぞおちの痛む、血便などの症状が現れます。
慢性胃炎
胃の粘膜で慢性的な炎症が起こった状態で、ほとんど場合、ピロリ菌感染によって起こります。
胃炎の原因
急性胃炎と慢性胃炎で原因は異なります。それぞれの主な原因は次の通りです。
急性胃炎
食べ過ぎ・飲み過ぎ、香辛料などの刺激物の摂り過ぎ、痛み止め、ステロイド薬、などのお薬の副作用、ストレスなどが主な原因です。
慢性胃炎
慢性胃炎の多くがピロリ菌感染によって起こることがわかっています。日本は先進国の中でもピロリ菌の感染率が高いとされていて、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍で悩む方が多いと言われています。
こんな症状はありませんか?
- 胃が痛い
- みぞおちあたりが痛む
- 胃がもたれる
- 吐き気がする
- 胸やけがする
- 食後にむかつく
- など
胃痛で悩む小・中学生で増えています
箕面市・桜井駅にあるふじもとクリニックへは、最近、胃痛で悩む小・中学生がよくご来院されています。勉強や進学などでストレスを抱えた子供たちが、胃の痛みや不調で悩んでいるという印象があります。
胃痛などの症状がある場合、まずはお薬を処方して様子を見て、それでも改善されず、ご希望であれば内視鏡検査(胃カメラ検査)を行うことも可能です。小学校高学年以上であれば問題なく胃カメラ検査を受けることができ、経鼻内視鏡検査(鼻から内視鏡を挿入する方法)で鎮静剤を使用せずに検査することも可能です。
胃痛でお悩みのお子様がいらっしゃいましたら、お気軽に当院へご相談ください。
gastritis胃炎の検査
内視鏡検査で原因検索を行います。
胃の粘膜で炎症が起こっている場合、胃カメラ検査でその原因を調べます。
急性胃炎の場合には、痛みが現れ始めた時期や痛みの感じ方、どんな食べ物を食べたのか、服用中のお薬などを確認したうえで、重篤な疾患の可能性を除外するために胃カメラ検査を受けていただくことができます。
慢性胃炎についても、主な原因はピロリ菌感染ですので、胃カメラ検査で感染の有無を確認し、感染が認められた場合には除菌治療が受けられます。
gastritis胃炎の治療
急性胃炎と慢性胃炎で治療の内容は異なりますが、食べ過ぎ・飲み過ぎやストレスなどの生活習慣の改善、お薬を使った治療、そしてピロリ菌感染が原因で胃炎が起こっている場合にはピロリ菌の除菌治療と、病態に応じて適切な治療を行わせていただきます。
生活習慣の改善
生活習慣のうち、食べ過ぎ・飲み過ぎ、カフェインの摂り過ぎ、香辛料などの刺激物の大量摂取、高脂質な食事などの食生活は胃炎の原因となりますので、こうした食生活を見直して症状の改善をはかります。
また、疲労やストレスの蓄積、睡眠不足も胃の機能に大きく影響するため、ストレスの解消や睡眠時間の確保も重要となります。
薬物療法
症状を改善するために、胃酸の分泌を抑制するお薬などを処方します。また、胃の蠕動運動などの機能を改善するお薬を組み合わせることもあります。
症状に合わせて最適なお薬を選択・組み合わせて処方します。
ピロリ菌の除菌
ピロリ菌の感染により胃炎が起こっている場合には、2種類の抗菌薬と胃酸の分泌を抑制するお薬を使用して除菌治療を行います。
なお、胃カメラ検査を受けて慢性胃炎と診断された場合、保険適用でピロリ菌の検査・除菌が受けられます。