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colon大腸の病気について
消化器内へご相談ください
大腸は生活習慣の乱れやストレスの影響を受けやすい臓器と言われていて、多くの方が下腹部痛、下痢・便秘、腹部膨満感、吐き気・嘔吐、下痢などの症状で悩まされています。こうした症状は大腸の様々な病気で引き起こされ、なかには大腸がんなど重篤な疾患が隠れていることもあります。
気になる症状がある時は、「そのうち良くなるだろう」と様子を見ずに、お早めに箕面市・桜井駅・ふじもとクリニックの消化器内科へご相談ください。
こんな症状はありませんか?
- 下腹部が痛む
- 下痢・便秘を繰り返す
- 便が細くなった
- お腹が張っている(腹部膨満感)
- 吐き気・嘔吐
- 貧血が起こる
- 血便が出る
- 発熱
- 体重減少
- など
colon大腸の主な病気
下痢・便秘
下痢とは液状の便が何度も出る状態を言い、下痢が続く期間によって急性と慢性に分けられます。
便秘は一般的に「3日以上、排便がない状態」または「毎日排便があっても、残便感がある状態」と定義されています。
下痢と便秘が繰り返し起こる場合、過敏性腸症候群、腸炎、大腸がんなどの病気が原因として挙げられます。
感染症腸炎
細菌・ウイルス感染が原因で起こる腸の炎症で、下痢や吐き気・嘔吐などの症状が現れます。サルモネラ菌、キャンピロバクターや赤痢菌などの細菌性、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルス性、赤痢アメーバなどの寄生虫・原虫性に分けられ、症状、原因に合わせた治療が行われます。
過敏性腸症候群
検査を行っても腸に異常が認められないにもかかわらず、腹痛や下痢・便秘などの症状が現れる状態を過敏性腸症候群と言います。主な症状は便通異常で、症状に現れ方によって「下痢型」「便秘型」「混合型」に分けられます。
近年増加傾向にあり、女性に多くみられる病気です。
大腸憩室症
大腸憩室とは、大腸壁の薄い部分が外側へ袋状に飛び出してしまった状態のことで、便秘による大腸内圧の上昇などで起こると考えられています。
基本的に無症状ですが、腹痛、下血などの症状が起こることがあります。
虚血性腸炎
虚血性腸炎とは、大腸へ流れる細い動脈が閉塞・狭窄することで、大腸への血流が滞り、大腸粘膜で炎症が起こしたり、潰瘍ができたりする病気です。突然の腹痛(主に左側)、下痢、血便などの症状が現れます。50歳以上のご高齢の方、特に女性に多い傾向にありますが、最近では若年代で発症するケースも増加しています。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは大腸粘膜で慢性的な炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる病気です。軽症では下痢や血便が主な症状となりますが、重症化するにつれて腹痛や発熱もともなうようになります。
原因ははっきりとわかっておらず、免疫異常や大腸上皮細胞の異常が関与しているのではないかと考えられています。症状が良くなったり(完解)、悪化したり(再燃)を繰り返すのが特徴で、国から難病に指定されています。
クローン病
クローン病とは、様々な消化管の部位で炎症や潰瘍が起こる病気で、腹痛、下痢、血便などの症状が現れます。口腔から肛門に至る消化管のどの部位でも発症するリスクがありますが、好発部位は小腸・大腸です。
10~20代で発症するケースが多く、はっきりとした原因はわかっておらず、国から難病に指定されています。
大腸ポリープ
大腸にできたポリープのことで、基本的に無症状で、大腸カメラ検査時に発見されるケースがほとんどです。ただし、大腸ポリープが大きくなると便通異常、血便などの症状が現れることがあります。
大腸ポリープの中にはがん化するものがあるため、発見次第、適宜切除することで大腸がんの予防に繋がります。
大腸がん
大腸がんとは、大腸粘膜で発生する悪性腫瘍のことで、「腺腫」と呼ばれる大腸ポリープを経て発生するケースと、正常粘膜から発生するケースがあると考えられています。
ですが、多くの場合は大腸ポリープを経てがん化するため、大腸カメラ検査を受けて大腸ポリープが見つかった時、適宜、それを切除することで予防が可能となります。