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eco超音波検査(エコー検査)とは?
臓器・軟部組織の状態をリアルタイムに評価
超音波検査(エコー検査)とは、人間の耳には聞こえない高周波数の音波(超音波)を使って、肝臓、心臓、腎臓、脾臓などの臓器、筋肉、脂肪、血管などの軟部組織の状態をリアルタイムに評価する検査です。レントゲン検査のような被ばくがなく、痛みもありませんので、小さなお子様からご高齢の方まで繰り返し検査することができます。
箕面市・桜井駅にあるふじもとクリニックでは、「日本超音波医学会認定超音波専門医・指導医」である院長がエコー検査を行い、体内で何か異常が起こっていないか的確に診断いたします。
腹部エコー検査でわかること
エコー検査のうち、腹部エコー検査では肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器を調べることができます。それぞれの臓器で発見可能な主な疾患は以下の通りです。
肝臓
脂肪肝、肝のう胞、肝硬変、肝がんなど
胆のう
胆石、胆のう炎、胆のうポリープ、胆のう腺筋症、胆のうがん、胆管がんなど
膵臓
膵のう胞、膵がんなど
腎臓
腎のう胞、腎結石、水腎症など
脾臓
脾腫など
こんな時、腹部エコー検査を行います
腹部や背中に痛みがある時、また血液検査で肝機能や腎機能、コレステロール、中性脂肪、血糖値、腫瘍マーカーなどの異常が見つかった時などに、エコー検査を実施します。ただし、肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていて、無症状のまま病気が進行することも多いので、痛みなどの症状がなくても健康診断などで定期的に腹部エコー検査を受けられることをおすすめします。
エコー検査はお体への負担がない検査で、内容にもよりますが通常10~20分程度で終わります。
eco当院のエコー検査の特徴
高画質フルデジタル超音波診断装置を導入
当院ではフジフイルムヘルスケア社製の「ARIETTA 850SE」を導入しています。こちらは国内トップレベルの高画質フルデジタル超音波診断装置で、クリニックレベルで導入している施設は珍しく、大学病院や公立病院、国際がんセンターなどで使用されているハイエンド機種となります。
ARIETTA 850SEの特徴は「エラストグラフィー機能」を搭載していることで、リアルタイムに肝臓のダメージの評価(硬化度測定)や脂肪肝の確認が行えます。また、ソナゾイドという造影剤を用いた肝腫瘍の検査(ソナゾイド造影検査)にも対応しています。
エラストグラフィー機能による肝硬度測定
従来のエコー検査では評価できなかった肝臓の硬さや脂肪化が評価・確認できる機能で、肝臓組織の硬化度を評価することで、肝硬変に進行していないかといった評価が可能になります。
院長は勤務医時代に長年、京都大学、近畿大学、日立製作所(現・フジフイルムヘルスケア)との共同研究にてこのエラストグラフィーの研究・開発に携わって参りました。
また、同時に測定できる超音波減衰法による脂肪肝の評価も可能で、近年増加しつつある非アルコール性脂肪肝炎(NASH ナッシュ)の診断にも役立ちます。
ソナゾイド造影検査
ソナゾイドという造影剤を用いたエコー検査で、クリニックレベルで実施している施設は珍しい 特殊な検査になります。造影剤を用いてエコー検査を行うことで、肝腫瘍性病変の鑑別診断が可能になり、その悪性度合いも評価できます。
エコー専門医が検査を担当
「日本超音波医学会認定超音波専門医・指導医」の資格を持つ院長が、これまでの経験で培った専門性を活かして、小さな病変も見逃さない精度の高い検査を実施いたします。
各種エコー検査に対応
腹部エコー検査以外にも、全身の動脈硬化の有無・程度が調べられる頸動脈エコー、甲状腺エコー、心臓エコーや下肢の動静脈エコーが可能です。
また、家族性高コレステロール血症(familial hypercholesterolemia)の診断基準であるアキレス腱の厚さを超音波により評価が可能です。
症状や疑われる疾患に応じて適切な方法で検査いたします。